学堂会2019年4月講演会

元山仁士郎氏

 尾崎行雄は、1947(昭和22)年刊行『咢堂清談』所収、立憲政治の再建の序に代えてとし、「わが国は新憲法の下に立憲政治をやり直すことになったが、良い憲法さえ作れば国が良くなるとなどという考えは非常な間違いである。憲法で国が救われるならば、世界に滅亡する国はない。良い憲法をつくることは容易であるが、これを行うことは非常に難しい、この点を私は深く心配している。真に民主主義を行うにはわが国人の二千年近く養い来ったところの奴隷根性を棄てなければならぬ。つまり人間を作り変えなければならぬ。その根本に触れなければ、良い憲法も有名無実なものになって終わるかもしれぬ。新憲法は従来の憲法よりよほど良いのであるから、それだけわが国人の責任は重い。どうしても魂を入れ換えなければならぬ。それには物の道理を弁え、善悪の区別を知らなければならぬ。わが国人は物の道理を知らず、善悪の標準も持たないようである。多数が行うことは何でも善意ことと思ったり、孔孟の教えに従いさえすれば間違いないと考えている程度の人が多い。これはいずれも間違いである。自分の言行が世の中の人の幸福を増すことは全て善であり、世の中の人の幸福を減らし迷惑を増すことはすべて悪である。新憲法の下に民主政治を行うにはまずこの位のことは知っておかねばならぬ。」と説いています。
 主権者としての私たちが、自らの生命財産の自由と安全を守る日本社会を築くため、いまだからできること、していかなければならないことを、未来につなげ、新しい社会および国への道を切り拓くことが問われています。皆さまのご参加をお待ち申し上げます。

日時 :  2019年4月19日(金)18:00〜19:45(通訳つき)開場17:30
講演 :  元山 仁士郎(もとやま じんしろう)氏
演題 : 「 沖縄県民投票を振り返って 〜わたし達は沖縄の意思にどう応えるか〜 」
場所 :  衆議院第2議員会館 第一会議室

講師紹介:1991年生まれ。沖縄県宜野湾市出身。国際基督教大学卒業。一橋大学院修士課程在籍。沖縄県民投票の会代表。SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)やSEALDs RYUKYUの立ち上げ/中心メンバー。著書に『あきらめることをあきらめた71年目のデモクラシー』小森陽一、黒澤いつき、元山仁士郎、西郷南海子(『かもがわ出版』2016年4月)。出演作品『不思議なクニの憲法』(松井久子監督、2016年)。

学堂会講演会のお問合わせ
学堂会代表  原 不二子  事務局 兼松 惠 大隈 尚子
参加申込 :  兼松 惠 Tel: 090 5016 4410 E-mail: < megukanematsu@gmail.com >
Faxでのお返事は、大隈 尚子宛: Fax: 03 6310 5325 下記にお名前、ご連絡先などを書いていただいて、ご送信下さい。

次回の学堂会は5月17日(金)憲政記念館会議室、佐高信氏にお願いしております。