学堂会2018年 11月講演会

江崎禎英 (えさき よしひで) 氏

 尾崎行雄は、1925(大正)14年、政治読本の立憲制度と封建思想について、「有権者が各々一票づつの選挙権を使い損なった結果、我が国の現状は、憲政の名のみあってその実はなく、中央と地方とは問わず、政治上一切の機関は、多くは共和借調を失い、どちらを向いても乱離壊類の醜態を暴露するようになった。
 いわゆる封建思想とは武力万能の思想であって、武力の前には道理も正義も一切光を失って、どんな不義非道の振る舞いでも武力の競争に勝てば即ち官軍である。どんな正義順理の主張でも、武力が弱くして破るれば即ち賊となる。故にその時代の人は、治者と被治者とを問わず、概して正邪曲直の理義によらず、損得勝敗を標準として進退した。「正義でも負ける方に加担しては損だ」、「邪曲でも勝つ方に味方すれば得だ」、かくのごとき思想に依って、封建政治は維持せられたのである。
立憲政体およびこれを維持するに必要な思想はこれと正反対で、その中心は飽くまで道理を重んずる精神である。道理を文字に書き表した憲法法律の楯によって、人は皆な生命財産その他の権利を保証せられる。」と、 説いています。
 主権者としての私たちが、自らの生命財産の自由と安全を守る日本社会を築くため、いまだからできること、していかなければならないことを、未来につなげ、新しい社会および国への道を切り拓くことが問われています。皆さまのご参加をお待ち申し上げます。

日時 : 2018年11月7日(水)18:00〜19:45(通訳つき)開場17:30
講演 : 江崎 禎英 (えさき よしひで) 氏
演題 : 「超高齢社会への対応 − 社会保障制度改革の視点 − 」
場所 :  憲政記念館 第一会議室 千代田区永田町1-1-1
参加費: 2000円 (学生は無料)

講歴紹介: 岐阜県出身。1989年東京大学教養学部国際関係論卒。通商産業省に入省、通商問題担当。出向した大蔵省で金融制度改革に携わる。96年英国に留学し、引き続きEU(欧州委員会)に勤務。帰国後、IT政策、ものづくり政策を担当。その後、資源エネルギー庁エネルギー政策企画室長、岐阜県商工労働部長、経済産業省生物化学産業課長、同ヘルスケア産業課長を経て、2017年から経産省商務・サービスグループ政策統括調査官 兼 内閣官房健康・医療戦略室長。2018年9月から厚生労働省 医政局 統括調整官に併任。

学堂会講演会のお問合わせ
学堂会代表 原 不二子  事務局 兼松 惠 大隈 尚子
参加申込 : 兼松 惠 Tel: 090 5016 4410 E-mail: megukanematsu@gmail.com
Faxでのお返事は、大隈 尚子宛: Fax: 03 6310 5325 下記にお名前、ご連絡先などを書いていただいて、ご送信下さい。

次回の学堂会は、12月14日(金)18:00孫崎 享氏に、憲政記念館於、お願いしております。皆さまのご参加をお待ち申し上げます。