学堂会2018年 10月講演会

小出裕章

 尾崎行雄は、1920(大正9) 8月、憲政の危機として、国事を国立の公堂に議せずして、これを私設の政党事務所に私議し、ややもすれば即ち縁故情実のために討議を決定する。しかして、党議一たび定まれば、議場の討論は一票の投票をも動かす能わず、政党員は皆その良心を束縛せられ、精神的奴隷となって議席に列するにすぎない。かくの如きは議会を侮蔑し、立憲制度の根本を破壊するところの弊習であるが、世間はこれに馴れて当然の儀と心得、今日ではこれを咎むる者すら尠い。と、説き、また1925(大正14) 名古屋における講演で、「立憲政治は、申すまでもなく、全国人民の生命財産を安全にするのが最大の目的で開いたものであります。役人だけに任せておけば、自然、人の体や財産を粗末に取り扱う、いろいろな仕事をしていろいろな無駄な事までもする、ゆえに政府にまかせず、命と財産に関することはことごとく人民が総代人を選び出して、その承諾を経なければならぬ、これが立憲政治解説の根本であります。」と、 説いています。
 主権者としての私たちが、自らの生命財産の自由と安全を守る日本社会を築くため、いまだからできること、していかなければならないことを、未来につなげ、新しい社会および国への道を切り拓くことが問われています。皆さまのご参加をお待ち申し上げます。

日時 :  2018年10月3日(水)18:00〜19:45(通訳つき)開場17:30
講演 :  小出 裕章氏
演題 : 「 フクシマ事故が示す日本の姿 」
場所 :   憲政記念館 第一会議室 千代田区永田町1-1-1
参加費:  2000円(学生は無料)

講歴紹介: 1949年生まれ。元京都大学原子炉実験所助教。東北大学工学部原子核工学卒、同大学院終了。専攻は放射線計測、原子力安全。伊方原発訴訟住民側証人。原子力の専門家として(ありながら)、そのリスクや問題点についての研究活動に勢力的に取り組んでこられました。3月11日の地震以降、東京電力のフクシマ第一原発について昼夜をわかたず奮闘し続けておられます。主な著書に「小出裕章が答える原発と放射能」(河出書房新社)、「原発のウソ」(芙蓉社新書)、「原発のない世界へ」(筑摩書房)、「騙される原子力・核の真実」(創始社)ほか多数ございます。

学堂会講演会のお問合わせ

学堂会代表  原 不二子  事務局 兼松 惠 大隈 尚子
参加申込 :  兼 松 惠  Tel: 090 5016 4410 E-mail: < megukanematsu@gmail.com >
Faxでのお返事は、大隈 尚子宛: Fax: 03 6310 5325 下記にお名前、ご連絡先などを書いていただいて、ご送信下さい。

次回の学堂会は、11月7日(水)18:00 江崎 禎英 氏に 憲政記念館於 お願いしております。尚、学堂会12月は、12月14日(金)18:00孫崎 享 氏に、憲政記念館 於、お願いしております。皆さまのご参加をお待ち申し上げます。