学堂会2018年 9月講演会

白井聡

 尾崎行雄は、「政界革新の根本」1925(大正14)年4月京都に於ける演説で、国病治療の第一着歩で、「既に病状は分かった、病原も分かった。病源は封建時代の思想感情、すなわち数百年後れた魂を、今日もなお持って居って改める事を知らぬと云うことが、現今の制度を運用する事が出来ない根本の原因であります。これを治すの道はどうか、治すには力の世の中を脱して、道理の世の中に入るのが唯一の道である。いやしくも世の中は力ではいかぬ、勝ちさえすればいい、儲けさえすればよろしいと云うが如き下劣なる観念が、全国を支配して居る様では、どんな人がどれだけ働いでも、今日の病は治りませぬ。故にこの根本の陋劣なる考えをやめて、順逆正邪によって進退すべきものである。….. いわんや物質的文明なるものは、精神的文明が外に現れたに過ぎない。精神文明が進めば、必ずビッ室げきに現れる。精神的文明がなければ、物質的文明は外国の真似をするより他、進むことはできないはずのものであります。
 主権者としての私たちが、自らの生命財産の自由と安全を守る日本社会を築くため、いまだからできること、していかなければならないことを、未来につなげ、新しい社会および国への道を切り拓くことが問われています。皆さまのご参加をお待ち申し上げます。

日時 : 2018年9月21日(金)18:00〜19:45(通訳つき)開場17:30
講演 : 白井 聡 (しらい さとし) 氏
演題 : 「『戦後の国体』とその崩壊 」
場所 : 憲政記念館 第一会議室 千代田区永田町1-1-1
参加費: 2000円(学生は無料)

講歴紹介 : 1977年東京都生まれ。政治学者、早稲田大学政治学部政治学科卒業、一橋大学院社会学研究科博士課程単位修得退学。博士(社会学)。専攻は政治学・社会思想。京都精華大学人文学部専任講師。『永続敗戦論ー戦後日本の核心』(太田出版)で、石橋湛山賞、角川財団学芸賞、いける本大賞を受賞。「近著に『国体論――菊と星条旗』(集英社新書)。」

学堂会講演会のお問合わせ
学堂会代表 原 不二子  事務局 兼松 惠 大隈 尚子
参加申込 : 兼 松 惠  Tel: 090 5016 4410 E-mail: megukanematsu@gmail.com
Faxでのお返事は、大隈 尚子宛: Fax: 03 6310 5325 下記にお名前、ご連絡先などを書いていただいて、送信下さい。
次回の学堂会は10月3日(水) 小出 裕章氏に憲政記念館於、 お願いしております。